外貨を持つ理由
どうして日本円でなく外貨で預金するのか?
理由の1つとして、「外貨の方が日本円よりも金利が高いから」というのがあります。今後日本円の金利が高くなって来たとしても、外貨で預金を続けることのメリットはあります。
金利が高いことだけが外貨を持つ理由ではありません。
外貨で預金をする理由は、「日本円でしか資産を持たないことのリスクに備えること」なのです。
加工貿易国日本
中学生の頃に加工貿易という言葉を習ったのを覚えていますか?
日本を始めイギリスなど、自国で資源を産出できない国は、資源を他国から輸入します。それを自国の技術力で製品に加工して、出来た製品を輸出して利益を得ています。
ご存知のように日本は貿易大国ですが、実は他国からの資源の輸入なしには成り立たない経済なのです。
今後の長期的な経済見通しとして、資源をたくさん持つ国の価値が高まってくると予想されています。中国やインドなど経済成長率の高い国が増えるにつれ、これらの国々からの資源需要がますます高まってくると予測されているからです。
資源を持つ国の価値が相対的に高まるにつれて、資源を持たない日本のような国の価値は相対的に下がってゆくことが考えられます。
国の価値が高まるということは、その国の通貨の価値が高まることを意味します。逆に国の価値が下がるということは、その国の通貨の価値が下がることを意味します。
自分の資産を強い国の通貨で保持していれば、自分の資産価値も高まるということになります。
●日本の借金
日本の国債発行残高は2008年に於いて680兆円と言われています。日本の税収が年間53.5兆円ですから、収入の何十倍もの借金を抱えていることになります。
53.5兆の税収で680兆の借金ですから、
53.5:680=535:6800
分かりやすく一般家庭に例えると、
[年収]535万 [借金]6800万
ということになります。これは家計が破綻してもおかしくない借金の額です。
実際には日本の財政がすぐには破綻しないと言われています。しかし、最近は日本の破綻といったタイトルの書籍も増えています。
万一、日本の財政が破綻した場合、ハイパーインフレが発生し、日本円の価値は紙切れ同然になってしまいます。そうなれば、日本円で投資していた資産も価値を失ってしまうのです。
これからは、将来的なリスク回避の観点からも、いろいろな国の通貨で資産を運用することが有効です。リスク分散のために、外貨預金が必要になってきます。
