為替の動き
テレビでいう1ドル95円からの意味
為替レートは通常、「95.10-15(ドル/円)」
というような表示をされます。これはどういう意味でしょうか?
まず「(ドル/円)」という表示から、これがドルと円の相場を表していることがわかります。ユーロと円の相場のときは「(ユーロ/円)」と表示されます。
つぎに、「95.10-15」という幅のある値段表示です。これは正確には「95.10-95.15」ということを表しています。
「95.10」はドルの売り手が希望する値段を表しています。つまり1ドルを95.10円で売りたいという意味です。
「95.15」はドルの買い手が希望する値段を表しています。つまり1ドルを95.15円で買いたいという意味です。
円高ドル安、円安ドル高について
円高ドル安では、1ドル95円⇒90円という値動きします。
円安ドル高では、1ドル95円⇒100円という値動きをします。
為替変動の理由
為替相場はどうして動くのでしょうか?
為替相場に影響を与える要因には次のようなものがあります。
金利
景気
物価上昇率
要人発言
株価指数
戦争・テロ・自然災害
金利
それぞれの国の金利が為替相場に影響を与えます。一般的に金利の高い通貨が買われる傾向にあります。例えば金利が5%の国との通貨と1%の通貨があったとします。金利5%の通貨を保有していた方が金利収入が大きくなりますから、金利5%の通貨は買われ、金利1%の通貨は売られやすい傾向になります。
景気
景気の良い国の通貨は買われ、景気の悪い国の通貨は売られる傾向があります。
景気の良し悪しを判断するためには、次のような経済指標が使われています。
・経済成長率(GDP)
・消費者物価指数
・雇用統計
物価上昇率
物価が上がることをインフレーション、下がることをデフレーションと言います。
例えば日本で、
・インフレーション⇒金利上昇⇒日本円は買われやすい⇒円高
・デフレーション⇒金利下降⇒日本円は売られやすい⇒円安
といった動きをする傾向があります。
要人発言
各国の重要な人物の発言が、為替相場に影響を与えることがあります。
特に次のような人たちの発言には注目が必要です。
・アメリカ財務長官
・アメリカFRB議長
・ECB(ヨーロッパ中央銀行)総裁
・日本の財務大臣、財務官
・日銀総裁
・各国大統領、首相
・各国の中央銀行総裁
株価指数
株価(株式市場全般の動き)も為替に影響を与える要因となります。アメリカの株価が好調であれば、ドル高になる要因となります。
戦争・テロ・自然災害
戦争・テロ・自然災害などにより、その国の政治・経済が不安定になるとみなされた場合、通貨の価値は下がります。
