外貨で引き出すには?
外貨投資をはじめて数年、円安になるかと予想していたけど、逆に円高になってしまった。円に変えようにも損をしてしまうからいやだ、、、
こんなときには、外貨で引き出しするのもひとつの手。ここでは、預けた外貨を円に変えずに、外貨のまま引き出すにはどうすればいいかを解説していきます。
外貨で引き出すことができるのは、大手の銀行とFX業者を利用した場合のみ。ネット専門の銀行では今のところ引き出せません。
三菱東京UFJとシティバンク、FX業者のサイバーエージェントの例で説明します。
外貨引き出しの各方法を比べた結果をまとめてみた表です。
| 米ドル | ユーロ | 英ポンド | 豪ドル | NZドル | スイスフラン | 最低取引通貨単位 | |
| 三菱東京UFJ | 1円80銭 | 2円50銭 | 8円 | 7円70銭 | 6円70銭 | 4円 | 1通貨 |
| シティバンク | 2円 | 3円 | 1通貨 | ||||
| ネット専門銀行 | 取扱っていない | ||||||
| FX | 無料 | 1000通貨 | |||||
以下でそれぞれの詳しい外貨引き出しの方法を説明します。
引き出すときの取扱通貨と手数料
外貨現金で引き出す際には手数料がかかってしまいます。上記の表をご覧ください。
三菱東京UFJの場合
米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、スイスフランの6通貨を取り扱っています。それぞれ手数料が違っていて、1米ドルにつき1円80銭、1英ポンドにつき8円と各通貨には大幅な違いがあります。
シティバンクの場合
米ドル、ユーロの2通貨のみを取り扱っています。1米ドルにつき2円、1ユーロにつき3円と、三菱東京UFJよりも少々割高です。
FXの場合
FXを利用して外貨を入手する場合は、手数料は無料です。
各方法での手数料の違い
為替レートが1米ドル=80円だとして、1000米ドル(=8万円)を引き出すと考えます。
三菱東京UFJの場合、1000×1.8=1800円。
シティバンクの場合、1000×2=2000円。
FXの場合、1000×0=0円。
三菱東京UFJ、シティバンクの場合、8万円に対して1800円(2.25%)と2000円(2.5%)が手数料となります。日本の普通預金の利息が0.2%という中で、かなりの額といえます。しかしFXの場合はこの手数料がかからず、8万円がそのまま手に入ります。どう考えてもお得ですよね。
しかしFXで外貨引き出しをする際には、注意しなければならないことがあります。
外貨の引き出し方 -三菱東京UFJ-
大手メガバンクの三菱東京UFJでは銀行窓口、インターネット、電話で取引することができます。1通貨から取引ができます。
銀行窓口を利用する場合
三菱東京UFJの公式ホームページをみて最寄りの店舗を探してください。店舗窓口で引き出したい旨を伝えれば詳しく教えてもらえます。店舗によっては取引ができないところもあります。
インターネットを利用する場合
三菱東京UFJの公式ホームページからインターネットバンキングにログインしてください。サービスメニューで外貨預金を選ぶと各メニューが表示されるのでそちらから取引ができます。平日窓口営業は8:00~19:00の間です。
電話を利用する場合
電話番号は0120-383-222(通話料無料)です。契約番号等の本人情報を入力して、外貨預金の取引メニューを選んでください。するとオペレーターまたは自動音声につながるので取引ができます。平日窓口営業は9:00~19:00の間です。
外貨の引き出し方 -シティバンク-
シティバンクでは国内支店・出張所の窓口、インターネット、電話で取引することができます。1通貨から取引ができます。
国内支店・出張所の窓口を利用する場合
シティバンクの国内支店・出張所(個人金融部門における支店・出張所)で、当該業務の取扱店で取引ができます。詳細については各支店・出張窓口で説明されます。
インターネットを利用する場合
シティバンクオンライン・シティバンクモバイルと呼ばれています。シティバンクの公式ホームページよりサインオンをすることで取引ができます。24時間・365日、常に取引ができて便利です。
電話を利用する場合
シティホンバンキングと呼ばれています。国内から0120-110-330、海外から(有料)81-45-330-2880で取引することができます。
外貨の引き出し方 -FX-
サイバーエージェントFXでの引き出し方を説明します。1000通貨から取引できます。
FXの公式ホームページにログインし、リアルタイム出金の依頼をします。
すると外貨預金口座に送金されます。この外貨預金口座は自分で用意しなければいけません。
送金された外貨預金口座から引き出すことで外貨現金が手に入ります。
FXの手数料は高くなりがち
FXではリフティングチャージを考えなければいけません。
| リフティングチャージとは、外貨をある口座から異なる口座に振り込む際にかかる手数料 |
FXで外貨引き出しをするためには、一度FXの口座以外に銀行の外貨口座を持つ必要があり、FX業者の口座そのものから引き出すことはできないのです。このときリフティングチャージがかかります。
リフティングチャージは銀行ごとに異なるのですが、三菱東京UFJでは一件ごとに1500円、シティバンクでは無料になっています。FXを利用すれば、手数料は1500円だったり無料だったりでお得じゃないかと思いましたよね。ここには落とし穴があるのです。
このリフティングチャージとは、ある口座から別の口座に移すときにかかる手数料であって、FXの場合、現段階ではまだ外貨現金で引き出しているわけではないのです。ここからさらに外貨引き出しの手数料がかかってくるのです。
このリフティングチャージを加味した上で、FXで外貨引き出しするときにどれだけ手数料がかかるか計算してみましょう。
FXで1000通貨引き出したとき
| リフティングチャージ | 引き出し手数料 | 合計 | |
| 三菱東京UFJ | 1500円 | 1800円 | 3300円 |
| シティバンク | 0円 | 2000円 | 2000円 |
FXは手数料無料でとてもお得だと感じましたが、リフティングチャージを考えると、どうしてもFXを利用しない外貨引き出しの方がお得だといえる結果になりましたね。
