スイスフラン
スイスで使われるスイスフランは、安定した金利と動かない為替レートを持って、ヨーロッパ圏の経済を支える重要な通貨です。
スイスの銀行は、資産運用の手腕が高く、また守秘義務をきっちりと守ることで有名です。そのため世界中の大金持ちがスイスの銀行で資産運用を行っています。
スイス国立銀行の手腕のおかげか、スイス国内の物価上昇率は安定しており、金利が低めに抑えられている通貨です。スイスフランは、あまり為替変動せず安定しているので、ユーロ誕生前のヨーロッパでは、国同士の決済に使用される通貨でした。
戦争に参加しないという永世中立国であるため戦争の被害を受けにくく、また、金よりも手堅い通貨と呼ばれるほど変動しないため、避難通貨として「有事のフラン買い」となることもあります。
下のグラフは、過去1年間の スイスフラン / 円 の値動きです。
期間:2010/6/30 - 2011/6/30 最高値 97.36 円 最低値 80.53 円

■スイスのデータ
面積 4.1万平方キロメートル、770万人(2008年、スイス連邦統計庁)
首都はベルンにあり、言語は独語(64%)、仏語(20%)、伊語(6%)、レート・ロマンシュ語(1%)(2000年、スイス連邦統計庁)が使われています。
スイスには首相も大統領もいません。連邦大臣と呼ばれる7人の閣僚で構成されています。7人はそれぞれ各省の大臣を務め、その中の1人が大臣を兼任したまま、1年間の大統領となります。
中立政策と国際協調を外交の基本方針として掲げ、EUとの関係を強化することを目指しています。
■経済状況について
主要産業は機械・機器、金融、食品、製薬、観光、農業であり、4,946億ドル(2009年、スイス連邦経済省)です。
貿易額は、輸出: 166,137百万ドル、輸入: 147,552百万ドル(2009年、スイス連邦関税庁)の貿易黒字国です。
失業率は、低水準ですが、悪化傾向にあります。(2008年 2.7%、2009年 3.7%、2010年3.9%)。
世界的な経済・金融危機の影響で、2009年のスイス経済はマイナス成長なりました。しかし、景気は既に回復傾向を見せているとされており、2010年には好調な輸出に支えられて2.7%の成長が見込まれています。
■二国間関係
スイスは、国際貿易や経済において、日本と利害が一致することが多いです。両国の経済関係を強化するために、日本・スイス経済連携協定が2009年9月に発効されました。
日本・スイス経済連携協定には、両国が貿易するときにかかる関税を、99%無税にする効果があります。
