外貨預金の手数料で知っておくこと
「外貨預金は手数料が高い」と思いませんか?
一般に、手数料が高いと言われているのは、大手銀行などで外貨預金をしたときのこと。今は店舗をもたないネット専業銀行を利用すれは、手数料は大幅に安くなります。
以下は、大手銀行とネット銀行の手数料比較です。
1万米ドル(約80万円)の往復為替手数料
| 具体的な名前 | 手数料 | |
| 大手銀行 | 三菱東京UFJ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 | 2万円程度 |
| ネット銀行 | 楽天銀行 住信SBIネット銀行 | 5,000円程度 |
ネット銀行の手数料が4分の1ほどですね。始める前からわかっているコストはトコトン切り詰めるのが投資の鉄則です。
「わかった。ネット銀行がいいんだね。じゃあどこの銀行がいいの?」
と聞きたい方、ちょっと待ってください。
手数料をできるだけ安く抑えることで、投資リターンが大きく変わってきます。
ここからは外貨預金にこだわらず、外貨投資のひとつであるFXを入れて比較します。手数料の違いが、どれだけ投資リターンに影響を与えるのか具体的に説明していきます。
手数料の異なる金融機関での運用シミュレーションをしてみる
ここでは、いたずらにいくつもの金融機関での手数料を並べて混乱させるよりも、
投資歴5年の私が選んだ金融機関で、手数料が変わるとどれだけ投資リターンに影響があるかシミュレーションをしてみましょう。
私が選んだ金融機関は、以下の3つです。
三菱東京UFJ銀行・・・大手銀行の代表。外貨預金では利用してはいけない。
楽天銀行(ネット銀行)・・・断トツに外貨預金の手数料が安く、金利も高い。
サイバーエージェントFX・・・金利が高い水準のFX会社。1,000 通貨単位から取引できる。
100万円を1年間運用したとき。手元に残るお金を比べる
手元に100万円があって、全額をオーストラリアドル(豪ドル)で預金します。豪ドルを選んだのは、高金利通貨だからです。今、ドルやユーロに外貨預金しても1%に満たない金利なので、為替リスクを取ってまで投資する魅力はないと考えています。
1オーストラリアドルを80円の為替とおきます。それぞれの金融機関で1年間運用し、為替は80円のまま変わらなかったものとします。為替が変わらないというのは、実際ありえないことですが、計算を簡単にするために固定としました。
以下の表が計算結果です。
| 三菱東京UFJ銀行 | 楽天銀行 | サイバーエージェント | |
| 手数料 | 50,000 円 | 11,250 円 | 375 円 |
| 金利 | 2.86 % | 3.52 % | 4.89 % |
| 1年後の利息 | 28,640 円 | 35,200 円 | 48,910 円 |
| 利益(税引前) | ー 21,360 円 | 23,950 円 | 48,535 円 |
三菱東京UFJ銀行の手数料が嘘みたいに高いですね。大手メガバンクで外貨預金を始めると、始めた瞬間に、マイナス5%の運用になってしまうのです。絶対にやってはいけません。銀行を儲けさせるだけなのです。
楽天銀行は、手数料も安くなり金利も高いため、ちゃんと利益がでる運用になっています。
サイバーエージェントFXでは、手数料の安さが群を抜いています。しかも金利も高いときています。最終利益は最大になります。
最大の利益を出したサイバーエージェントFX は、外貨預金という投資ではなく「FX」という投資です。FX については FXとは よりご確認ください。一般にFX はハイリスクハイリターンな外貨投資ですが、今回の計算で用いた投資方法の「レバレッジ1倍FX」というやり方を使えば、外貨預金よりも有利な条件で投資できます。
また、ここで比較した外貨預金・FX 以外にも、外貨MMFという外貨投資があります。外貨預金・外貨MMF・FXの特徴に比較をまとめています。
楽天銀行、サイバーエージェントFX。どちらを選ぶ?
大手銀行で外貨預金するのは、不利だということが分かりました。
では残る 楽天銀行とサイバーエージェントFX。どちらを選んで外貨投資を始めたらいいのでしょうか?>>数あるFX業者の中からサイバーエージェントをお勧めする理由
以下、私が思う判断基準です。
| ・今後、豪ドルの金利が下がると予想している。 ・投資したあとは、ほったらかしがいい。 |
⇒楽天銀行 |
| ・円高、円安の売買チャンスを逃したくない。 ・将来、外貨で引き出したい。 |
⇒サイバーエージェントFX |
・今後、豪ドルの金利が下がると予想している。
楽天銀行では外貨定期預金で預けたため、預けた日の金利が1年間有効です。
一方で、サイバーエージェントFXは、毎日金利が変わります。今後、豪ドルの金利が下がるともらえる利息が少なくなります。逆にいえば、今後、豪ドルの金利が上がるなら、もらえる利息が増えるということです。
・投資したあとは、ほったらかしがいい。
楽天銀行だと、定期預金は原則として中途換金ができないため、ほったらかしにするしかありません。
サイバーエージェントFXなら、土曜日、日曜日を除いて24時間いつでも売買できます。
・円高、円安の売買チャンスを逃したくない。
サイバーエージェントFXは、土曜日、日曜日を除いて24時間いつでも売買できます。
円安になったときに、いったん円に戻して利益を得ることだってできます。
・将来、外貨で引き出したい。
為替がどんどん円高に向かってしまい、大きな損になりそうなときは、外貨のまま使うという選択もできます。
外貨預金なんだから、外貨で引き出せるのが当然と思いがち。ところが、大手銀行以外はほとんどの金融機関が外貨引き出しできないのです。驚きですね!
下表で両替するときの手数料をまとめました。
| 三菱東京UFJ銀行 | 楽天銀行 | サイバーエージェントFX | |
| 両替したい額 | 1,000 豪ドル(80,000 円 相当) | ||
| 手数料 | 7.7 円(770銭) | できない | 20 銭 |
| かかるコスト | 7,700 円 | - | 200円 |
見ての通り、やっぱり大手銀行は高い。一方で楽天銀行では、外貨で引き出すことはできません。かならず、円に戻す必要があります。
以上のことから、外貨で引き出したいなら、サイバーエージェントFXを選びましょう。
外貨投資の手数料 基礎知識 ~余裕があれば読んでください~
まずは大まかに外貨預金の手数料で、まず知っておきたいことは次の2つ。
- 大手銀行、ネット銀行など金融機関によって、手数料が大きく違う。
- ドル、ユーロ、オーストラリアドルなど、通貨ごとに手数料は違う。
以上を踏まえた上で、以下をご覧ください。
例えば、1ドルが100円の為替レートだったとします。
銀行に行って、1,000ドル買うとしたら、日本円はいくら必要でしょうか?
「1ドルが100円で、1,000ドル買うから、100円×1,000ドルとして、10万円!」
残念、違います。
銀行では、1ドルが100円のときには、101円で買うことになるのです。
ということは、1,000ドルを買うには、101円×1,000ドルで、10万1,000円が必要になります。このときの1,000円が、銀行の手数料となるということです。
では、逆に1,000ドルを円に戻すときには、1ドル=99円で日本円に交換することになります。1,000ドル×99円なので、9万9000円になるということですね。
この例では、「片道手数料が1円、往復手数料が2円かかる」というふうに言います。
■手数料の専門用語について
さて、ここでちょっと専門用語の話をします。
上の例での「100円」「101円」「99円」には、専門用語で名前がついています。
1ドル100円のレートは、TTMといいます。
「Telegraphic Transfer Middle rate」を略した言葉です。
外国為替市場の為替レートを見て、各金融機関がそれぞれの基準にしたがって決めるものです。
為替市場のレートはリアルタイムで変更されますが、TTMは1日のうちの決まった時刻に変更されています。
1ドル101円のレートは、TTSといいます。
「Telegraphic Transfer Selling」を略した言葉で、外貨を買うときのレートです。
外貨預金に預けるときの価格といえば、わかりやすいでしょうか。
1ドル99円のレートは、TTBといいます。
「Telegraphic Transfer Buying」を略した言葉で、日本円に戻すときのレートです。
銀行で、「今のドルレートはいくらですか?」と聞けば、TTMを教えてくれるでしょう。もしも外貨預金をするならTTSで取引して、外貨預金から引き出して日本円にするならTTBで取引するというわけです。
